桜の頃のジャム屋日記(4月号)

皆さんは今年の桜、楽しまれましたか?周防大島の桜はそろそろ峠を過ぎて散り始めておりますが、この季節の美しさにただただ見とれてしまいます。下の写真は島の柑橘畑からの眺望。春色の鮮やかな瀬戸内の海とかすんだ島々を背景に、ソメイヨシノの淡いピンクがよく似合います。

こんな季節は普段の農道も贅沢な遊歩道に早変わり。ジャム屋の庭のローズマリーも満開。桜の花びらがひらひらと舞う中、島は春の香りいっぱいの日和です。

 

そんな春の始まりに、今年は若いメンバーと新しいことが始まりました。地域の課題解決型研究に山口大学の学生たちと1年間、取り組むことになりました!まずは3月末に一週間ちょっとの島合宿。里山資本主義を学び、若い目線で島に新しい風を吹き込んでもらいます。ジャム屋の実践型インターンシップ〜若者恩送りプロジェクト〜スタートです!

そして学生たちには負けてられないと、私たちも新しいチャレンジを始めています。新しい畑に新しい苗木を植えて。協力農家さんと創り上げていく果実栽培からこだわったジャム造り。今年は大きく畑が広がります。まずは、ブランドオレンジ・きよみ・レモンなどの柑橘栽培を開始。さらに他の畑も借りる予定で進んでいます。結果が出始めるのが約5年程先の話。気の長いジャム造りです。新しいジャムの物語がまたここからはじまります。

さて、話はこの時季のジャム工房の話題に移ります。島で栽培が始まっている「璃の香レモン」。レモンの香りはそのままに、マイルドな味わいがうけて、近年とても人気になってきています。島の農家さんが栽培したまだまだ稀少な果実をジャムズガーデンにいただきました!見た目はちょっと丸目のレモン。

そしてこの季節に始まる外せない柑橘、それは「せとみ」。この島、周防大島で誕生したブランド柑橘でその味は山口県が開発した柑橘としてお墨付き。見た目ジョウノウ(わたの様な白い部分)が多くてモサモサしそうですが、何故だか全く気にならない、というより、ジョウノウまで美味しい!せとみの最高の旬に、最高のマーマレードに仕上げられるジャム屋はほんとうに幸せです。島の大地と農家さんに感謝、感謝です。

下の写真はせとみマーマレードを煮込むための下ごしらえと煮込みの風景。一果実一果実、丁寧に種と芯だけを取り除き、それ以外の部分をすべて使用した、果実にそのままかぶりついたようなマーマレードに仕上げています。

 

下の写真は「せとみ」と「璃の香レモン」。煮込む鍋の色も春めいてきました。

 

もう一つ、このシーズン忘れていけない果実が「いちご」です。もともと春が旬の果実だけあって、4月になるとその成りが最盛期を迎えます。いちごがたわわに実ったハウス内にいるだけで、幸福感に包まれます(笑)。

 

工房内もいちごジャムの煮込みが増えてきました。甘い香りに癒されます。

そして、今シーズンは初めて欧州品種のいちご栽培にもチャレンジしてみました。下の写真はその1種類、デリッシモ。花の色は少しピンク色で実はすらっと縦長。見ているだけでなんとなくスマートでお洒落な感じが伝わってきます(笑)。ジャムにしても素直で少々野性味のある味わい。今年限定のいちごジャムに仕上がりました。ぜひご賞味くださいね!

 

そんな、こんなで、今月は8種類のいちごジャムを発表!それぞれの個性やマリアージュなど、春の香りを存分に堪能してくださいね!

あと2週間もするとGWの始まりですね。今年は10連休!ジャム屋も期間中は休まず、にぎやかに頑張ります!そんなGW期間のスイーツを地元情報誌トライアングルさまに取り上げていただきました。新登場のフルーツシフォンサンドなどオススメカフェメニューも目白押し!是非春の瀬戸内を楽しみに、周防大島にご来島くださいね。

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