皐月の頃のジャム屋日記

清々しい季節になりましたね。島でも抜けるような青い空が印象的な日が増えてきました。他の季節も好きですが、やはり春の心地よさは格別ですね。なんといっても一斉に咲き始める野の花たち。いつまで見ていても飽きないほど美しく、瀬戸内の青空に映えます。下の写真は当店前に配置した流木チェアと瀬戸内ブルーの青空、そして月見草。

そして下の写真はジャム屋エントランスのモッコウバラ。この花も私は大好きです。

さらに下の写真はジャム屋の農園で咲いている柑橘の花。ミカン畑がそこかしこにあるこの島ではこの時季、柑橘の花の香りが漂い、何とも癒してくれます。

さらにさらに下の写真はジャム屋小玄関先のバラ。手入れは大変ですが毎年素敵に咲いてくれるので手をかける甲斐があったものです。

そして・・・下の写真は・・・なんとバラの花びら!を使用したジャム。さすがに自家栽培では難しいので農薬を使用せずに食用のバラを栽培している農家さんから仕入れさせていただいたのですが、その香りと食感・色合い全てがとても選び抜かれた品種です。

春柑橘の弓削剽柑とレモンをマーマレードにして、そこにこの特別栽培のバラの花びらを大量投入!煮込むと柔らかくなり白っぽいマーマレードが淡いピンクとほんのりバラの香りが漂う上品なデザートジャムに・・・これは絶対お勧めです!!

さて、花の話から果実の話へ。今年の春柑橘でもう一つのおすすめは「甘夏」。例年になく今年の甘夏はいい出来なんです。この甘夏、そのままのフレッシュ感を楽しむなら果実を洗双糖だけで煮込むストレート系マーマレードがおすすめです。

しかし、ジャム屋としてはついつい何か工夫してみたくなるのが性。さまざまな食材と組み合わせ、スタッフたちと試行錯誤。あーでもない、こーでもないと失敗作を大量に作りつつ納得のいく結婚相手を探し続けます。そして見つけたのは・・・今月販売のニューフェイスジャムでチェックしてみてください!

 さて、ジャム屋は誰のために働いているのか、みなさんは考えられた事ございますか?もちろんジャム屋自身のため、それだけ?お客様のため、もちろんそうです。が、よくばりなので他にも幸せにしたい人がたくさんいます。例えば果実生産者や地域の方々、当店に商品を提供していただいている方など・・・。そんな中にジャム屋を始めるにあたってほぼ同時期に島で始めたパン屋さんがいます。お店の名前はOneHeart(ワンハート)。このパン屋さんの数あるパンの種類の中でもその「食パン」に惹かれ、当店ではジャム屋カフェでジャムトーストとして使用させていただいています。そんな島のパン屋さんと年始から始めたのが「ジャム屋のジャムに合う最高の食パン作りプロジェクト」。

ワンハートさんと試行錯誤の末、島の蜂蜜を隠し味に、天然酵母、地域の最高品質小麦粉を使用し、焼き加減や形成にもこだわりぬいた食パンが誕生。ゴールデンウィークの5月4日に初販売を行いました。素材や製法ににこだわったので食パンにしては高めの一斤550円での販売。ワンハートさんは売れるか心配で心配で・・・と話されていましたが結果としては午前中で50斤が完売。島のパン屋「ワンハート」さんが新しい手ごたえを感じることができた素敵なご縁にただただ感謝感謝の一日でした。

ちなみにこの贅沢食パン、その名の通り贅沢に端を切り落とし、厚みは四つ切。ジャム屋のジャムを塗ってからトースターで焼いてお召し上がりください。必ず至福の時が待っています!

 そのゴールデンウィーク中のもう一コマが下の写真です。ジャム屋の子供店長が今年は自家農園いちごの販売で大活躍。この写真での商品の渡し方・・・侮れません、息子に店長の座を奪われぬように気を付けないと・・・(笑)。

一方、春は農業がもっとも忙しくなるシーズンでもあります。後の実りを信じて小さな小さな種まき苗付けをしていきます。今年こそ品種選びからこだわったカボチャのジャムを造るため、この日行ったのが植え付け。こんな小さな緑が秋口には大きな大きなカボチャを生み出すのだから植物の生命力にはただただ驚かされます。

最後にもう一つ農業ネタを。ジャム屋隣には小高い丘のみかん畑があります。ちょうど苺を栽培している自家農園とジャム工房の間に位置するのですが、この丘の地主さんがご高齢のため、畑をジャム屋で使ってほしいとのお申し出がありました。そこでこの5月から改植するため畑の大改造がスタート!ジャム屋による「大人のための自然派テーマパーク」構想が始まります。下の写真は重機が映り何だかさびしげな雰囲気ですが、新しく畑を生まれ変わらせる光景でもあります。是非のちのジャム屋の丘ブランニュー計画を楽しみにしていてください!

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