季節は春。島では草木が芽吹き、かわいい小さな花々が咲き始めました。まだまだ風は冷たいですがこれがまた凛として心地いい。
季節の移り変わりを感じつつ生活できる幸せ。島には贅沢な時間がゆっくりと流れています。
自家農園で育てるこだわりの完熟いちご
いちごハウスにも青い空がよく似合います、特にローアングルから見上げるいちごの棚は眺めているだけで幸せな気持ちにしてくれます。
ということでこの角度からの眺めを「幸せアングル」と名付けています(笑)。
晴れた日のハウス内はぽかぽかで、ついついぼーとしたくなるのですが、、、この時季からいちごの収量も増えてくるので、ぼーとはさせてくれません。
日々の管理作業と収穫とに追われる時間がまた楽しい。
結局、春は何をしても楽しいですね(笑)。
完熟した苺にこだわったジャム造りがしたい、という想いから始めた自家農園いちごハウス。
ここにも暖かくて幸せな時間が流れています。
こだわりの自家農園産のいちごを使った「いちごのジャム」はこちらから
瀬戸内ジャムズガーデンとブラッドオレンジ
いま、ブラッドオレンジがたわわに実っている私たちの柑橘畑。
その物語の始まりは創業間もない2011年にさかのぼります。
ジャム屋としてマーマレードの素材、ブラッドオレンジがどうしても欲しい。
しかし、島の中で栽培している農家さんはいない。
「ならば自分たちで育ててしまおう!」と考え、栽培できる畑を 探し始めました。
条件のよい畑がなかなか見つからなかったため、どうせ借りるならジャム屋のすぐ裏山だと後々使いやすいはず、と判断し20年近く放置されていた耕作放棄地を再開墾することにしたのでした。
今思えば素人だからできた判断でした。
その後の再開墾の大変なこと大変なこと。。。ほぼ森になっていた土地を伐採・抜根し、畑に整地し直し植樹して、、、
途方もない時間と労力を費やしながらできあがった畑を見ていると、この島の先人たちが柑橘栽培のためにすべて人力で開墾していった、その熱い想いと偉大な行動力に敬意を表さずにはいられません。
再開墾から9年。
その畑で今年もブラッドオレンジの実が赤く輝き始めました。
12月頃までは外皮も果肉も普通のオレンジ色ですが、寒さの増す1月・2月頃になるとその名のとおり、ブラッド(血)のような鮮やかな赤味を帯び、そして3月に入ると生でも食べごろになってきます。
外皮も苦みがほとんどないので、当店では外皮を楽しむ「かぶりつくシリーズ」に加工したりもしています。
当店の歴史まで刻まれたこの赤い果実、外皮まで楽しめる人気のブラッドオレンジ、是非ご堪能ください。
ブラッドオレンジのマーマレードはこちらから
ブランド柑橘「せとか」
さて、この季節のもう一つの人気柑橘、それは柑橘の大トロとも呼ばれる「せとか」!島の祖父のみかん畑を継ぎたい、と言って孫ターンをしてミカン農家になった角井くん。彼が栽培を始めたのがこの「せとか」。じょうのうという中袋がとても柔らかく食べやすいのと、その華やかな香り、そして鮮やかなオレンジ色、どれをとっても一級品。 こんな想いの詰まった「せとか」をジャムに仕上げる幸せ。ジャム屋冥利に尽 きます。大切に丁寧に煮込み上げていきます。
ガーデンを大リノベーション中。
一方、この季節は島を訪れるお客さまも少なく、作業をするのにも最高の気候。
ということでガーデンの大リノベーションも始めました。
小さなパワーショベルを借りてきてがさごそ、コロナ騒動で休校の娘にも手伝ってもらってペンキ塗り。
どんなガーデンに変身するかは、島のお店にお越しいただいてのお楽しみ。
もちろん、娘たちのお駄賃は苺のスイーツ(笑)。
ご報告2点。テレビの放送と「里山資本主義」の新刊リリース。
ここからはご報告を2つ。
1つ目は、当店カフェの新メニュー「完熟いちごの春色クレープ」がテレビで紹介されます!
Jチャン山口「瀬戸内グルメ天国」のコーナーにて(山口朝日放送3月20日18:15~、広島ホームテレビ・KSB瀬戸内海放送・愛媛朝日テレビは3月27日予定)!
是非ご覧ください。番組のホームページはこちらです。
2つ目のご報告は、里山資本主義の関連。実践者交流会を2月に志摩市で開催しました!そしてその場で あったのが、「里山資本主義」の新刊のプレスリリース!!9年の時を経て、ついに!!第2章では周防大島がドドーンと載っています。すでにAmazonで予約も始まっております~楽しみです!!
4月の新作ジャム発表&販売は4月12日から、いよいよ島のブランド柑橘「せとみ」
や人気の「きよみオレンジ」の煮込みが始まります! 4月もどうぞお楽しみに!
店主 松嶋
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