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2020年7月、夏のジャム屋日記

 さあ、島にも夏がやってきました!


7月上旬の大雨で周防大島の島内では道路が10数か所、土砂災害で通行できなくなりましたが、幸い人的被害や家屋倒壊などはなく、道路の復旧は土木会社さんの頑張りで早々に復旧していっています。

ジャムズガーデンは畑が浸水する程度で大きな被害はありませんでした。 ご心配をいただいた皆様方には心よりお礼申し上げます。


 やはり島には青い空がよく似合います。

今年はガーデンにカウンター席や オリーブTree席などが増え、ガーデンカフェスペースが充実!「密」の少ない空間の利用を進め、元気に夏を迎えることができました!




 さて、夏の始まりといえば、桃!

ジャム屋の白桃シリーズを楽しみにされていた方々、お待たせいたしました、白桃の季節到来です!

ジャム屋創業期においしい桃を探して探していろいろな産地を巡ったのですが、最終的に落ち着いたのが岡山県総社市の数軒の桃農家さんたち。

今年はコロナの影響で産地にお伺いできなかったのですが、西日本ではやはり岡山が桃の本場、その味は間違いありません。

桃は繊細な果実のため、完熟した白桃を収穫後すぐにジャム屋に送っていただいています。





こんなにおいしい白桃をもっともっと色々と使ってみたい!

そんな思いから7月初めからはジャム屋  あげての桃フェア状態です。

カフェでは白桃を丸々一つ使った今年の新作スイーツ「まるまる桃のヴェリーヌ」をリリース!

そしてかき氷専用フルーツソースでも「瀬戸内の白桃」が登場しました。もちろんそれを使用したカフェメニューの贅沢かき氷では生の白桃がぐるりと鎮座。

完全にジャム屋の頭は桃の魅力に取りつかれています(笑)。




 さらに、この白桃のおいしさをジャム屋として最大限に引き出したい、そう思うのは当然のこと。

いかに白桃の繊細な味わい、舌触りを残しつつ、、、シンプルでありながら他の素材とどう引き立てあわせるか、、、観ためはどうか、、、楽しい悩みが続きます。

そして完成したローズクラウンシリーズ(ジャムズガーデンの最高峰コンフィチュール)の夏の新作が下の写真です!!

繊細な食感と形が残るように白桃を丁寧に煮込み上げ、さらにこの季節の希少な島の香り、国産グレープフルーツを贅沢に合わせて、高原のフランボワーズでアクセントをつけました。

ちなみにグレープフルーツ自体、国産が少ないのですが、そんな希少な国産グレープフルーツを栽培している農家さんが周防大島にはいます。

生産量は少ないのですが、全数ジャム屋のために栽培していただいているグレープフルーツたち。

ポストハーベスト農薬の関係で、輸入グレープフルーツでは外皮を使用したマーマレード造りはできません。

国産グレープフルーツのマーマレード自体がなかなか味わえない貴重な存在。

こんな素敵な食材に島の中で出会えることにただただ感謝感謝です。






 そして、7月末から始まるこちらも大人気の果実、それはブルーベリー!

当社の創業当時から、島内で手に入らないので自ら耕作放棄地を借りうけて栽培を始めた、とても思い入れのある青い果実たち。

今では島内でジャム屋の考えに賛同し、ともに栽培してくれる仲間も増えてきました。

ただ、収穫は一粒ずつ手作業となるため、なかなか大量には作れない作物なのです。

自家農園でも栽培・収穫はしておりますが、創業間もない時期からともに栽培をしてくれている農家さんあっての賜物。

今年は残念ながら梅雨の長雨・大雨、そして鳥害により、収量がかなり少なくなりそうです。

ますます希少な夏の青い果実たち。心ときめかせながら夏の工房でぐつぐつと煮込んでいきます。





 最後に「未来を拓くレモンチェッロ プロジェクト」の進捗報告です。


ジャムズ通信の裏面にも記載しておりますが、6月に宣言しましたレモンチェッロ(レモンのお酒)造り。

まずは酒造免許を取るところから始めるため、その下準備に日々奔走しております。

もちろん、最高のお酒に仕上げるためにその技術の習得もぬかりなく進めています(左下の写真は四国の成龍酒造さまでの研修 風景)。


目指すは地域で100年続く酒造産業造り。大事にしたいのは。ワクワクする未来を創ること!共に創りあげていくこと!そして100年後の孫、ひ孫に誇れる仕事であること!


プロジェクト特別サイトを近日公開予定です、是非ともにコロナ後にレモンチェッロで乾杯しましょう!

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