8月、それは島が一番輝く季節。今年も島に暑い夏がやってきました。
グリーンがかった瀬戸内特有の海の青、そして透けるような青い空。瀬戸内のハワイとも呼ばれる周防大島には、夏の青がよく似合います。
ただ、残念ながら瀬戸内のハワイ周防大島で例年開催されてきたビッグイベント「サタフラ」(例年全国から140チームほどが参加するフラダンスのイベント)が今年はコロナ禍のため、開催中止になってしまいました。
飲食業・観光業などに係るジャム屋にとっても厳しい時代となってはおりますが、へこたれていても仕方がありません、前を向いて一歩、一歩、歩みを進めおります。
今後もジャム屋の活動を楽しみにしていてください。
さて、8月といえばブルーベリーと白桃の2大人気果実が旬を迎える季節。ジャム工房でもせっせとブルーベリーと白桃のジャムを煮込んでいます。 残念ながら今年のブルーベリーは自社農園も協力農家さんの畑も不作、、、梅雨の長雨・大雨、そして鳥害により、収量がかなり少なくなりそうです。大切に丁寧に丁寧に煮込みあげていきます。 一方、白桃は夏の日照りと乾燥がよいのか、とても味の濃い良質な果実が多くなっています。
ところで工房には6口の大型ガスコンロがあり、同時に6鍋まで煮込むことができるのですが、この時期はもちろんフル稼働。工房内はエアコンはあるものの炎の前に太刀打ちできるものではなく、汗だくになっての煮込みが続きます。しかし、この時季にしかない果実をその場で煮込んでいかなければいけません。
夏のジャム造りはとても体力のいる仕事でもあります。
さて、そんなまだまだ暑い周防大島ですが、秋の便りも届き始めました。
リンゴ栽培最西端の産地、山口県徳佐のりんご農家さんからお電話がありました。8月末ごろから収穫が始まるとのこと、季節は秋に移り始めていますね。
そして、もう一つ秋を告げる果実(花)、それは「いちじく」。
自家農園のいちじく畑で果実(花)がいよいよ熟し始め、この8月21日に今季初のいちじくジャムを煮込みました!その年最初の初物いちじくを煮込むと、いつも思い出されるのがジャム屋創業期のこと。2003年、島でジャム屋を始めるということで、一番最初に造ったのがこの「いちじくジャム」でした。
その当時、この島内に8軒のいちじく農家さんがいて、皆さんに協力していただいて初めてジャムに仕上げたのがついこのあいだのようです。
その後、ご高齢でいちじく栽培を辞める農家さんが増え、今では2軒の農家さんのみになっています。ジャム屋としては、いちじく農家さんが減ることを見越し、約10年前からそのいちじく農家さんたちの指導の下、自家農園でいちじく栽培を始めています。
当店の農業部はそんな先輩いちじく農家さんたちに育てていただいたといっても過言ではありません。
諸先輩方に感謝しつつ、次代に引き継いでいけるよう、私たちはこの地でいちじく栽培を進めています。
ここからは4つご報告。
1つ目は、島のジャムズCAFÉの一番人気「生搾りジュース」がご自宅で楽しめるようになりました!!!コロナ時代でなかなか島までは行けないのよね、、、とのお言葉が多く、私たちもどうしたものかと考えた末、生搾りジュースをジュレドリンクに仕上げてみました!!!是非お味見ください。
2つ目は新作ローズクラウン登場です!店主松嶋がとことんこだわりぬいたコンフィチュールにだけ 与える称号「ローズクラウン」。
この夏、3作品を新たに創作しました、こちらは大切な方への贈り物として、是非ご利用ください。
3つ目はジャムズCAFÉで人気の白桃フェアについてです。白桃フェアは8月末までの開催になります、まだ“まるごと桃のヴェリーヌ”を味わっていない方はお早めに~!
ちなみに9月からは自家農園のいちじくスイーツフェアが始まります。こちらも期待していてくださいね!
そして4つ目は、、、ジャムズギャラリー特別展の告知です。人気画家中司満夫さんのルーツはなんと周防大島にあった!25年前、島の高校で美術を教えていたジャムズ農業部長白鳥文明との二人展。
なんと作品のテーマは「周防大島」!!お見逃しなく~ 是非ご来場くださいね(会期:2020年10月2日~27日)。
9月の新作ジャム発表&販売は9月20日
からです、そろそろ栗とリンゴのシーズン、9月もどうぞお楽しみに!
店主 松嶋
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