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8月のジャム屋日記

8月も残りわずか、みなさんは夏を楽しまれましたか?ジャム屋も夏を謳歌して・・・と言いたいところですが、お客様をお迎えする一番忙しい時期に当たるため、あちこち走り回る日々。しかしやはりこの季節、ふと目線を上げると紺碧の海と空が!

ということで誘惑に負け今年は初めてSUP(大きめのサーフボードにパドルを持って乗り、漕いで進む瀬戸内海向けの遊び)に挑戦しました。

ジャム屋向かい1キロほど先に浮かぶ飛瀬島(ひせじま)までクルージング!陸ばかりの毎日でしたが海を知ると・・・こんな素敵な環境だったんですね。

さて、今の周防大島は1万8千人を割るほどの人口になっておりますが、明治初期には6万人もいた島。ハワイをはじめ東京、関西など各地に人材を輩出した島でもあります。ということは周防大島にルーツのある方はかなり多く、普段空き家ばかりのこの島ですが、お盆の時季には島が沈むほどの帰省客であふれかえります。そんな島のシンボルがこの大島大橋。本州とをつなぐこの橋を渡るのが感慨深い人も多いはず。

さて、夏休みはいろいろなお客さまがお越しいただけるシーズン。特にお子様たちの団体も多くお越しになります。下の 写真は去年に引き続きお越しいただいた広島のサマーキャリアスクールのみなさん。なんと小学生低学年から高校性までが島に来て起業について学びます。ジャム屋の仕事がみんなの記憶に残って、この中から社会をよりよくする起業家が生まれると嬉しいですね。


そんな歓迎すべきお客さまだけでなく・・・遠慮したいお客も・・・そう、先日の台風15号。温暖化の影響か今年は巨大台風が何度も現れますね。幸い周防大島は山口県東部のため、被害は少なかったのですが・・・台風15号は大切な福岡のブルーベリー農家さんを直撃、宇部市の巨峰農家さんも大きな被害にあいました。ジャム屋では下の写真のように鉢植えブルーベリーを苺ハウスに避難。

適度に雨の降る今年は9月上旬ごろまでブルーベリー狩りが出来そうです。

一方、工房には早くも秋の香りが!黄桃やいちじく、ピオーネ、パンプキン、りんご・・・次々と初物が舞い込み始めました!下の写真は黄桃。

そんな果実たちをマリアージュして生まれたのが新作「島ピオーネの果汁で煮込んだ白桃コンポート」。島の農家さんが栽培しているピオーネ。その果汁で白桃を煮込みました。ピオーネの赤色がほんのりと残り、ブドウの甘酸っぱさと白桃の繊細な食感が得も言われぬ響きを生んでいます!

そしていよいよ季節は秋の香りが漂い始めました。いちじくシーズンが間近に迫っています!夏休みが終わり一息つくと今度はいちじくラッシュです。一番大規模に当店にいちじくを収めて頂いていた農家さんがご高齢ということもあり栽培をやめられ、一昨年からジャム屋でも自らいちじく栽培を始めました。そしていよいよ今年は樹も大きくなり初収穫のシーズンを迎えることができそうです(下の写真)。そろそろイチジクも大きく太くなってきており、今年も直営店でいちじくスイーツフェアを9月上中旬に計画中です。いちじくマニアの私にはたまらない季節が待っています!!

下の写真は昨年のいちじくたっぷりトースト。今年もこのメニューが復活します!

さて、瀬戸内海性気候ど真ん中の周防大島は例年夏に雨が降らなさすぎて大変なのですが、今年の夏は雨に恵まれ、植物たちもグングン成長しました。おかげで商品開発予定の自家農園産パンプキンがすくすく育ち、既に下の写真のような出来栄えに!商品化まではもう少し。楽しみにしていてください!

そして柑橘の島らしく、柑橘の生育報告も。例年になく今年はライムがかなり順調!摘果した無農薬ライムを調べても文句なし!今年は美味しいライムのマーマレードが楽しめそうです。

最後になりましたが、9月18日から23日まで防府アスピラートにて「ふるさとの匠たち第8回腕前探訪展」に出展してきます!始まったばかりの秋の味覚をどっさり引っさげて参加してきますので、お近くの方は是非ご来場ください。お待ちしております!!





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